A:昨年までは天然石検定協議会支部主催で、年2回検定試験を開催しておりました。
2010年からは天然石マスター(以下、マスター)主催の検定試験となり、
開催時期・開催回数・開催場所もマスターが設定致します。
A:試験問題は全て天然石検定協議会本部(以下、本部)が作成したものを使用します。
A:問題数は、1級・60問、2級・50問です。合格点は、毎回問題によって変わります。
A:筆記式です。(選択と記述)
A:定員に満たない時は、開催できない場合もあります。
A:開催日により変動しますが、おおまか1級・6~7割、2級・7~8割の割合で合格されております。
A:決定次第、開催日のおおまか2ヵ月前には天然石検定HP及び、
開催マスターHP(開設しているマスターのみ)、チラシ等にて告知致します。
A:2級は公式教科書「天然石がわかる本」(マリア書房)上巻、1級は下巻より出題されます。
A:本検定はあくまでも天然石についての知識を身につけてもらうものなので、
天然石の鑑定は出来ません。
A:本部開催で、年1回開催します。 該当の1級ディプロマ所有者の方に、本部より直接封書にてご連絡いたします。
A:できません。
1級を受験するには、2級のディプロマID番号が必要となります。
A:過去問題集はありませんが、「天然石のホン01 水晶」(マリア書房)には、一部の過去問題が掲載されております。
また、以下は過去実際に出題された問題です。
———————————————————————————–
■問 和名を孔雀石といい、「石緑青」という名で岩絵の具として使われる宝石はなんですか。日本でも江戸から明治にかけて、秋田県荒川鉱山で良質な原石を産したが、現在はアフリカのコンゴが最大の産地です。
■問 クリソコーラやトルコ石は、そのままでは研磨など加工することが難しいものが多く、その性質を強化する目的で行われる前処理を何といいますか。
■問 ペトリファイド・ウッドは木が化石となったものですが。化石化する過程で地下水の中に溶け込んでいたある成分が浸み込んでできていますが、それはなんの成分ですか。
■問 コモン・オパールとはオパールの分類の1つですが、どのようなオパールですか。次の中から選びなさい。
■問 現在トルコ石の模造品として市場に多く出回っている石ですが、本来は真っ白からやや灰色がかっているものでトルコ石の色に染められます。はっきりとした灰色の脈を含んでいる部分を選んでカットし、青色に着色したものはネットトルコ石によく似たものになります。この宝石鉱物はなんですか。
■問 ローズ・クォーツの中には、カボションや玉にするとスター効果を表わすものが多い。他の石に現れるスターと異なり、石の裏側から照明した場合にスター効果があらわれて見える。このことをなんというか。
■問 ヘマタイトは鉄の鉱石としても使われる宝石です。その結晶を擦り潰すと粉になった時に原石とは異なった色になりますが、その粉の色がその名前の語源ともなっています。それは何色になるのでしょう。
■問 ラピス・ラズリは紺青色の中に、金色斑が点在しているものがあります。この金色の正体はなんですか。
■問 アパッチティアとは何の変種か。
■問 カルサイトと同じ成分で結晶系が異なる「同質異像」の関係にあるものは何か。その名称を記述しなさい。
■問 この宝石を光りにかざし、方向を変えて観察すると紫がかった青色と、淡青色そして灰色がかった黄色がみえる。これを三色性といい、この宝石を特定するのに役立つ性質であるが、この宝石名はなんですか。